モズクやコンブ、ワカメなどの海藻類に含まれるヌルヌル成分のことです。ヌルヌル成分の中には、海藻から抽出される硫酸アミノ多糖類が含まれまており、その硫酸アミノ多糖類の総称を「フコイダン」と言います。アミノ多糖類とは、食物繊維の一種です。1913年に、スウェーデンの科学者H・Z・キリンによって発見されました。その時の名前は「フコイジン」だったそうです。分子構造が複雑で、抽出や分析が困難であったことから近年まで研究されることがありませんでした。その後、国際糖質命名規約によって「フコイダン」と呼ばれるようになりました。フコイダンの構造は糖分子のまわりに硫酸基という物質をたくさん持っているのです。これがフコイダンの大きな特徴でもあります。 |
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硫酸と聞くと一見怖そうなイメージが湧きますが、硫酸基単体では全く無害な物質です。単体での特質としては、ヌルヌル成分を作り出したり、保湿をしたりする事があげられます。保湿効果が高いことから、フコイダンはローションやシャンプー等の化粧品にも使われています。人間の胃の中にも硫酸は存在しており、胃粘膜を強胃酸から守る働きをしています。フコイダンが胃を保護してくれる秘密に、このような事が関係しているのです。 |
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このフコイダンの力は、1996年に開かれた第55回日本癌学会において、「海藻類に含まれる多糖類の一種フコイダンは、正常な細胞はそのままで、ガン細胞だけをアポトーシス(細胞自殺)に追い込む」という、期待が持てる画期的な発表がありました。当時、抗ガン剤や放射線治療の副作用が社会問題となっていた頃で、記憶にある方も多いのではないでしょうか。 |
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